施工事例Case Study

新築工事

某福祉施設様 新築工事

【建物概要】
鉄骨造 地上2階建て 障害福祉施設
延床面積 695.20㎡
建築面積 541.15㎡
<お客様からの要望>
・ハンモック用の天井吊金物は耐荷重強度をしっかり検討してほしい。
・屋上緑化設備を屋根上に移動して、2階バルコニーを広く使用したい。
・エントランスの手洗いカウンターにモザイクタイルを貼りたい。
・既存施設で利用者が使う便器に落下防止の手摺があるので、新しい施設でも流用したい。
・利用者が階段から落下しないように落下防止策を設置してほしい。

<注意したこと>
・ハンモック用の天井吊りパイプは一人当たりの耐荷重設定に余裕をみて、上階デッキコンクリートに対して、その耐荷重が耐えうる数の補強アンカーを打ち込みました。
そこに鉄骨下地を固定することでより堅固な天井吊りパイプとすることができました。
・車椅子用の手洗いカウンターは奥行きが大きい為、手をついた際に前に垂れてしまう可能性がありました。その為、通常の壁よりも下地本数を増やして補強を行い、カウンターを設置した後も器具の垂れがないか入念に確認しました。

<実際の工事であったこと>
・2階バルコニーを広く使用するためには、屋上緑化設備を折板屋根の上へ移動する必要がありました。設計士と耐荷重・折板屋根への固定方法を入念に検討して、無事お客様の要望に答えることができました。
・既存施設から流用する落下防止手摺は、新設手摺天端にフラットバーを加工して取り付けました。そうすることで外れ止めの機能を追加できて、利用者の方が安全に利用できるようになりました。
・地業工事では支持層がかなり深く、37mの既成杭を打ち込む設計になっていました。
地域柄、地層が悪い、水が出る、杭が高止まりする可能性など様々な問題が懸念されましたが、協力業者の技術力もあり、運も味方してくれて無事に問題なく完了することができました。

<その他>
・全体を通して工程が厳しい工事でしたが、協力業者と打合せを週に1回行い、連絡調整を密にすることで無事に大きな事故も起きず、工事を完了させることができました。
・お客様からの要望も多くいただいた工事でしたが、全て期待に添えられるように試行錯誤しながら工事を進めてきて、完成時には喜ばれている姿を見ることができました。

外観

2階バルコニー

1階ホール

訓練作業室

2階ホール

バリアフリーWC

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